ロタウイルスの予防接種の料金は?副作用、ワクチンの効果や必要性は?

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ロタウイルスの予防接種の料金や副作用は?

ロタウィルスとは簡単に言ってしまえば「嘔吐下痢」を引き起こすウィルス性の急性胃腸炎になります。

 

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ほとんどの乳幼児は5才までにほぼ全員かかると言われている胃腸炎なのですが、

なぜ、ワクチンを接種してまで予防しないといけないのでしょう?

それはロタウィルスに感染した月齢が低ければ低いほど重症化しやすいからなのです。

 症状としては激しい吐き気と嘔吐があり、脱水症状を起こす可能性が高いのです。

赤ちゃんの身体は水分が多く、脱水を起こしていてもしゃべったりできず、

ぐったりとしているだけなのでなかなか気付いてあげられないことが多いのです。

合併症として、痙攣や心筋炎を起こすこともあり、

これらの事を防ぐためワクチン接種が導入されました。

ロタウイルス予防接種の費用の相場は、種類により異なります。

助成金のない地域では、2回接種、3回接種に関わらず、合計すると30,000円前後が相場ですので、経済的負担は大きいと言えます。

これらはあくまで相場ですので、病院や地域により金額は異なります。

正確な金額は、最寄りの病院に問い合わせてみると良いでしょう。

  • ロタリックス

1回12,000円~15,000円
2回合計24,000円~30,000円

  • ロタテック

1回8,000円~10,000円
3回合計24,000円~30,000円

ロタウイルスの副反応(副作用)は?

ワクチン接種を受けた後に副反応が出ることがあります。

1価ワクチンで見られる副反応は、ぐずり・下痢・咳・鼻水・嘔吐・食欲不振・発熱です。ですが、中でもよく見られる副反応が「ぐずり・下痢・鼻水・咳」の症状となっています。

5価ワクチンで見られる副反応は、下痢・嘔吐・胃腸炎・発熱となっています。中でも一番多い症状は、下痢だそうです。

初回接種から31日間の間、腸重積(ちょうじゅうせき)のリスクが増加する可能性がある事が分かっています。

腸重積になった子のほとんどが、初回接種後7日以内に症状が現れたということです。

腸重積とは・・・腸が腸そのものに入っていってしまい、名前の通り腸が重なる病気です。

任意で受けるものの一つにロタウイルスの予防接種があります。

助成金のない地域ではかなり高額なので接種するのが悩む予防接種の1つだと思います。

受ける目安としては、0歳台のうちから保育園に入れようと思っている、または予定がある、上の子が保育園や幼稚園に入っているという状態だとロタウイルスの予防接種を受けておいて損はないような気がします。

また、しばらくは自分がみているという場合や、一人目の場合は見送ってもいいとも思います。

任意なので、受けるか受けないかは家庭環境などを考慮したうえで考えてみてもいいかもしれませんね。

 

予防接種(ロタワクチン)の効果は?

予防接種をすれば絶対感染しないのかというと、そうではありません。


一般的な予防接種と同じように、
体内に抗体を作ることでウィルスへの免疫をつける効果があります。

つまり、予防接種を受けた人は、受けていない人に比べると、感染する確率が低くなります。


また、もしも感染した場合でも、重症化しにくいというメリットもあります。

定められた通りに接種した場合には、3年間は効果が持続するので、重症化しやすい時期を予防接種によって乗り越えることができます。

予防接種ワクチンにはロタリックスという1価ワクチンと、ロタテックの5価ワクチンの2種類があります。

5価ワクチンの方が多種にわたるロタウィルスのうち、主流な5種類のウィルスに対して免疫を作ることができるので、予防効果としては5価の方がより多くのウィルスに対応しているという点で優秀といえるでしょう。

そこで、ロタウイルスの予防接種を受けることで、

  • 症状の緩和
  • 合併症の危険性も低く抑える

こんな効果が期待できるわけなんですね。

だから、ロタウイルスの予防接種はほとんどが乳児が受ける予防接種とされているのです。

この予防接種によって重篤なロタウイルス胃腸炎に対して、90%以上の有効性を示している。

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このような世界的な実績もあるので、WHOが「すべての国のワクチン定期接種に入れるべき」だとも報告がされているほどです。

 ロタウイルスは基本的に治療法がないので、予防することが大切になってきます。

5歳までにほとんどの子が発症するといわれているロタウイルス。

90%以上とかなりの高い確率で効果を発揮しているようです。

また小さければ小さいうちに発症すると重症化しやすいので、予防接種を受ける事でそれを防ぐメリットにもなっているようです。

そしてその効果は3年続くというので、ロタウイルスの予防接種は金額が高いのがネックですが、持続性の事を考えると、受けておいて損はない予防接種の1つかもしれませんね。

 

予防接種の必要性は?

腸重積発症のリスクは若干上がるものの、それを含めてもロタウイルスのワクチンは安全性が高く、なおかつ効果も高いことから、基本的なスタンスとしては接種をためらう必要はないと思います。


WHOの提言でも、ロタウイルスのワクチンはすべての国の定期接種スケジュールに組み込まれるべきと述べられています。

ただ、一つ問題があります。そう、値段です。


定期接種で無料であれば、上記のように接種をためらる理由はないのですが、合計で3万円程度という値段はそれだけで接種をためらう理由になります。

「3万円なんて安いもんよ!」という方は遠慮なく接種してもらえれば良いと思います。


しかも、ロタウイルスに罹患して
胃腸炎で命を落としたり後遺症を残したりする子どもは、世界には山ほどいますが日本にはほとんどいないと思います。

そこら辺の病院に行って点滴してもらえばそのうち治ります。


命を落としたり、後遺症を残したりする原因となる脳炎・脳症についてはワクチンによる予防効果ははっきりとしていません。


命に関わることだったら3万円なんて安いでしょと言えるのですが、このことからはなかなかそうとも言いづらいところです。

結局、ロタウイルスのワクチンを接種するかどうかはこの3万円に見合うだけの効果がワクチンにあるのか?という話になってしまうのです。


以下、いち小児科医としての私見で述べさせていただくと、3万円が十分ペイすると考えられるのは以下の方々です。

①お金持ち

②2歳までに保育園等の集団生活を開始する予定がある

このグループに属する子はロタウイルス胃腸炎に罹患する可能性が極めて高いです。しかも、早いうちから保育園に入るということは、両親共働きの可能性が極めて高いと思います。


そのような状況で入院となると、いろんな意味でアウトです。

仕事を休むなどということを考えれば、その経済的損失は医療費だけでなくなり3万円どころではありません。


入院せずに受診だけで済む場合も、何度か受診が必要になる可能性が高く、何れにせよ3万円以上の機会損失になるものと思われす。

③集団生活を送っているきょうだいがいる

自身が集団生活を送らなくても、きょうだいがいればロタウイルスをもらってくる可能性は高くなります。


胃腸炎になった場合のきょうだいの世話などを考えると、3万円は十分ペイするものと思われます。

④おじいちゃん・おばあちゃんなど胃腸炎にかかって欲しくない同居者がいる

間接効果で述べたように、家庭内での流行を防ぐのにワクチンは有効です。

家族内にかかって欲しくない人がいる場合は接種する価値は十分あると思います。

⑤親が医療関係者

この状況では親から子どもに感染するのも、子どもから親に感染するのもいろいろな意味で避けたいところです。

もし感染してしまったら…ということを考えると、3万円持ってけドロボーという気持ちになります。

⑥子どもの健康のためなら自分のお小遣いを減らしてもいい!という人

素晴らしいですね。

その気持ちはプライスレスです。

⑦社会のためにロタウイルスの流行をできるだけ減らしたいと思っている人

必要か必要でないかというと、やはりそれは費用やスケジュールを考えて、親の自由になります。

またロタの予防接種は注射ではなくて、口に含むものです。

なので、高い費用払ったのに出されてしまったらそれでおしまいです(涙)

出すか出さないかも、赤ちゃんの機嫌や体調次第にもよります。

ですが大事な赤ちゃんの命、重症化してしまったら可哀想ですよね。

それを思えば3万円も惜しくない!とも思えるし…

0歳では保育園にいれないけど2歳までに入れるという方も予防接種してもいいかもしれません。

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