赤ちゃんへの虐待②育児放棄・ネグレクトをする親の特徴

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母親が虐待する場合の特徴

母親が虐待をするケースでよく見られるものが「育児放棄・ネグレクト」です。子どもの世話を部分的に、そして状況によっては全面的にしなくなってしまうものです。最悪の場合は死亡してしまうこともあります。

背景には、育児を母親が一人で抱え込まなくてはならないこと、地域における人同士の関係が希薄なことなどがあります。

 

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以前は、フォローをしてもらえる祖父母が近くにいたり、困った時には助け合える地域社会であったりというものがある程度ありました。それが、様々な状況の変化によって、親が子育ての中で様々なものから「孤立」してしまう状況を作り上げてしまっています。

そういった中で、育児においてストレスを抱えて、母親が自分の子どもの世話をせず、自分の楽しみを優先させてしまうというものが「育児放棄・ネグレクト」です。始めは少しだったものが、どんどん状況が悪化していくことも特徴です。一気に育児放棄の状況が作られるのではなく、少しずつというケースが多いです。

母親が息を抜くことも必要なので、そういったものが父親やその他の家族の協力のもとできるような状況になれば良いのですが、そうでない場合の家庭もあるようです。例えば、母子家庭の場合などです。周りにフォローをしてくれる人がいない状況での母一人、子一人の生活は本当に大変です。

そういった状況から育児放棄につながってしまうケースもあります。勿論、環境的に厳しくとも、しっかりとした子育てをしている母親もいるのは確かです。

 

父親が虐待する場合の特徴

父親が虐待をするケースで、よく見られるものが「親子で血縁関係のない」ケースです。結婚し、子どもが生まれたのですが、事情で離婚に至ってしまうことがあります。子どもは母親が引き取ることが多いようです。

また、始めから父親がいない形での出産というケースもあります。その後、母親が再度結婚します。父親と母親の連れ子とは血縁関係がありません。始めのうちはうまくいっていることが多いのですが、状況が変わるのが、新たな赤ちゃんが生まれた後です。

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自分と血のつながる赤ちゃんが生まれたことで、父親と母の連れ子との関係が以前とは変わってしまい、少しじゃまな存在として、扱いが雑になることなどがあります。そういった状況において、父親が子どもに対して虐待をしてしまうというものです。

母親から見えていない場所で行わるものもありますが、母親も一緒になって行われるようなものもあります。母親はとしては、娘よりも夫の方を大事に思うことなどが、こういった行動につながる理由でもあります。

 

虐待をされた子どものその後・・・

虐待を受けた子どもにはある程度の特徴があります。詳しくは「赤ちゃんへの虐待③「負の遺産」を抱える危険性」に書いてあるので、読んでみてください。

虐待を受けた子どもの特徴の一つは「人間関係のぎこちなさ」です。幼稚園・保育園・小学校へ行き、集団の中で生活をするようになると特にそれが表れてきます。周りの人を束縛したり、拒絶したりというものです。

こういったものは、子ども時代のおいてだけ出るものはありません。大人になってからの恋愛においても同様な場合があります。相手の人を束縛しようとしてしまい、関係が上手くいかなくなってしまったりというものです。

乳児、幼児期の体験が、その人の人生に大きく影響を与えます。親はそういったことをしっかりと認識して自分の子どもと関わることが大事でしょう。

 

 

 

執筆者

鈴木 邦明(すずき くにあき)
小田原短期大学 保育学科 特任講師

小学校の教員として22年間勤め、現在は短大で健康教育を教える。
「心と体の健康」をテーマに、健康教育、幼保小連携、学級経営など幼児・児童に関する多方面な研究活動を行う傍ら、執筆や取材協力など多数手掛ける。

研究用HP
http://www.geocities.jp/ks20010630/

 

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