未熟児や障害をもった赤ちゃんの成長への療育の重要性

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赤ちゃんの成長をフォローするシステム

赤ちゃんが未熟児などで生まれるケースもあります。医療技術の進歩で、以前であれば救えなかった命を救えることも増えてきています。

そのことによって、特別な医療が必要な赤ちゃんが増えています。

そういった中で、未熟児や何らかの障害を持っている赤ちゃんへの対応が以前にも増して重要になってきています。

「養育医療」について、例えば下の様に定められています。

1.養育医療とは?

養育医療は、出生時の体重が2000g以下、または身体の発育が未熟なまま出生した子どもで、指定医療機関へ入院して治療を行う必要のある子どもに対して医療の給付を行う制度です。

所得に応じて費用の一部負担があります。

2.対象者

出生時体重が2000g以下、または身体の発育が未熟なまま出生した1歳未満の児。

3.対象となる費用

  • 入院中の診察、処置、看護や薬剤、治療材料の支給など
  • 入院中の食事代(ミルク代)

※未熟児の治療以外の治療代、差額ベッド代などは対象外です。病院の窓口で支払をお願いします。

この様に未熟児などで生まれた赤ちゃんが育っていく上で必要な医療に掛かるお金を給付していく制度が出来上がっています。

情緒面での成長をフォローするシステム

そういったもの以外に情緒面などにおける障害に対しても「療育」のシステムが出来上がっています。

「発達障害」には、「発達障害者支援法」という法律があり、「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥・多動性障害などの発達障害を持つ者に対する援助等について定めた」法律です。

「療育」は、市町村などの「行政」が行うものと、「民間」で行うものがあります。注意が必要なのは、行政によって療育の程度が違っているということです。

どれだけ予算を掛けられるのかが影響しています。小児医療費の助成などと同じようなものです。

行政がどれだけ予算を掛けられるかによって、ある市では12歳まで無料、ある市では15歳まで、ある市では18歳までという形で変わってきます。

「養育」に予算を掛けている所では、様々なことが実施されています。

療育センターなどのスタッフがたくさんおり、指導が充実しています。

発達障害に関しては、出来るだけ早く療育を始めることが望ましいとされています。

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それぞれの子どもで違っている「暮らしにくさ」を軽減するために、ソーシャルスキルトレーニングなどに取り組みます。

適切な訓練をすることで、その子どもがつまづく部分をフォローすることができます。

特に発達障害の子どもにおいて問題が生じてくるのが、集団生活を始める時です。幼稚園や保育園の入園、その後の小学校への入学の時などです。

幼稚園、保育園、小学校は、集団で行動することが多く、自分ペースで過ごすことができないことが多いです。特に幼稚園・保育園に比べ小学校は、45分という時間で区切られ、時間割に従って、一日の行動が決まっています。

そういった集団行動において「暮らしにくさ」を感じている子どもを特別にケアーする施設があります。名称は行政によって違うのですが、教育研究所、教育センター、療育センターなどです。学校内に特別なクラスを作っている所もあります。

心理を専門で学んできた職員が子どもや親と関わります。通級指導教室などにおいて取り出しで、個別のケアーをしている所もあります。個に応じた指導・支援をしてくれるので、日常生活でのトラブルが減っていくことが多いです。

情緒も安定し、落ち着いて学習などに取り組めるようになることが多いです。

 

 

先程も書きましたが、発達障害などへの対応は、早ければ早い程良いとされています。

親が何となくごまかしながら小学校中学年位まで育て、その時点で、学習の遅れやコミュニケーション力の低さなどが原因が初めて専門機関に相談に訪れるというケースもあります。

とてももったいない気がします。もっと早ければできることがたくさんあったのだろうと思います。

発達障害だけでなく、子どもの事で気になることがあれば、早めに専門家に相談することが大事なのだと思います。

 

 

 

執筆者

鈴木 邦明(すずき くにあき)
小田原短期大学 保育学科 特任講師

小学校の教員として22年間勤め、現在は短大で健康教育を教える。

「心と体の健康」をテーマに、健康教育、幼保小連携、学級経営など幼児・児童に関する多方面な研究活動を行う傍ら、執筆や取材協力など多数手掛ける。

研究用HP

http://www.geocities.jp/ks20010630/

 

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